オフィスの机のサイズの由来

机のサイズの由来

さて、日頃何気なく使っている事務机ですが、どうして今のサイズなのか考えてことがありますか?諸説ありますが、私の聞いた話をご紹介します。

終戦後、マッカーサーが日本に来ました。GHQの事務所を早急に準備する必要があったのですが当然焼け野原の東京には、必要なだけの机やいすがありません。そこで考えたのが、戦艦に搭載していたスチール製のデスクを事務所に持ってくるという事でした。

戦艦に机は、溶接で固定されていました。それを切って事務所に配置しました。

そのサイズが、旧JISデスクサイズです。皆さんもご存じのグレーのデスクです。

寸法は、W1,060×D730×H740というものです。

この机は、昭和30年代後半から大ヒット商品になります。全国の事務所の机がスチール製のデスクに変わりました。

しかし、全国の事務机がこの机に変わると、次第に売れなくなります。そこで、スチール家具メーカーは、考えました。もともとこのサイズの基準は、アメリカの戦艦に積んであったものでアメリカ人のサイズに合わせたものだ。平均身長で10センチ程度低い日本人には、大きすぎるのではないか。(屁理屈っぽい)また、狭い事務所にはそれなりのサイスのデスクが必要ではないかと働きかけます。そこで誕生したのがW1,000×D700×H700というサイズのデスクです。このサイズを新JIS規格とし、机の入れ替えが始まります。色も、グレーだけでなく本体はベージュ色、天板も木目など、バリエーションが増えます。昭和50年代のことでした。この時期に、OA化が、徐々に進んできます。当初のキーボードは、7~8センチの厚みがあり、H700の机では、使いづらくなります。H650という机も、コンピュータ専用ということで発売されます。OA機器の進化と机の進化にギャップが生じ始めます。一人1台が当たり前になってくると、今度はOA機器の配線が汚いという問題が出てきます。メーカーは、また考えます。配線をどうにかしなければと考え、配線機能の充実した机が開発されました。昭和50年代後半から、ニューオフィス運動というものがメーカー主導で始まります。ニュードフィス推進協議会なんていう団体もうまれました。仕事の効率や環境の快適性というキーワードのもと新しい形のオフィスが続々と誕生します。オフィスレイアウトも従来の島型から、お客様の要望を聞き、斬新なレイアウトが流行ってきます。(実際には使いづらいこともあったようです)

個性あふれる事務所ができてくると、また、あの流れが来ます。そう、新JIS規格サイズの机が、全国一巡してしまったのです。また、商品販売の伸びが鈍くなってしまいました。

(ここからは私個人の見解です)当然、またメーカーは考えます。今の日本人の平均身長が伸びているのに、机が昭和50年の頃と同じでは、高さが低いのではないか。20mm高い机が今の日本人には適しているのではないか。ということでH720のデスクが発売されます。色も白が主流になりつつあります。あの手この手で、新しい商品が生まれるのは当然のことではありますが、一つの蘊蓄として覚えていただければ幸いです。

多分、そんなことはなく、ちゃんとした開発コンセプトはあると思います。では、また。                         (I.J)

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