ESG経営とは、「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」を考慮した経営手法で環境問題や社会問題への取り組みが世界中で広がりつつあります。
Environment(環境)とは、自然環境保護や生活環境についての取り組みのことです。
CO2の排出量増大による温暖化問題をはじめ、生物多様性の維持、プラスチック廃棄物の削減など、持続可能性を確保する上で配慮すべき環境課題は多岐にわたります。
Social(社会)とは、誰もが安心して生活でき、より豊かな社会を実現するための取り組みです。
企業が、全労働者の人権を守り、安全かつ質の高い商品・サービスを提供すること。そして、製造過程においても地域と適切な関係を構築し、すべての人の生活の質向上を目指すことまでが含まれます。
Governance(企業統治)とは、「健全な企業経営を目指す、企業自身による管理体制」のことです。企業がしっかりとした管理体制を備え、社会のルールをきちんと守ることで、持続的に発展することを目指します。
ESG経営を進めるメリットとして
ESG経営に取り組む企業は、社内外から評価されることで長期的な成長を目指しやすくなります。
ESGの考え方は投資家にも浸透していて、社会貢献度の高い企業が投資を受けやすいといえます。また、ESGに関する取り組みを評価する金融機関も多いため、ESG経営には資金調達がしやすくなります。
さらに、労働環境の整備によって働きやすい企業になれば、優秀な人材が集まることで高い成長率を維持しやすくなります。
ESG経営によってコーポレート・ガバナンスを強化すると、情報漏えいなどのトラブルが起こりにくくなり粉飾決済や横領などの不祥事も防げるため、施策次第では経営リスクを大きく抑えられます。
結果として経営リスクが低いクリーンな企業は、消費者や投資家、取引先や関連企業からの評価も高くなるというわけです。
ESG経営に取り組むと、ステークホルダーからは企業努力をしているように映り、顧客や投資家だけではなく、従業員満足度も高めている印象を受けるため、最終的には企業のブランド強化やイメージアップにつながります。
以下は中小企業の取り組み例として
オムロンでは、DJSI(Dow Jones Sustainability Index)銘柄に5年連続で選定されていて、持続可能な社会実現に向けた取り組みが注目されています。具体的には、「オムロンカーボンゼロ」への取り組みを通じて、温室効果ガス排出量の削減に力を入れています。
不二サッシは、循環型企業への取り組みを行っていて、エネルギー合理化に注力しています。具体的な取り組みとして、照明のLED化やエネルギー使用量の見える化などを行っています。
村田製作所は、社員の車を守るカーポートと太陽光発電を同時に導入する取り組みを行っています。カーポートにソーラーパネルを設置することで、社員の車を保護しつつ再生可能エネルギーの活用を実現しています。
これらの中小企業の例は、ESG経営を通じて環境負荷の低減や社会的貢献の向上を実現しています。中小企業がESG経営を取り入れることで、企業価値の向上やリスクマネジメントの強化、持続可能な経営の実現などが期待されます。
ESG経営を進めながら経営目標を達成するためには、全社的な業務改革が必要になります。そのために有効なのが、ITによって業務を再構築するDXです。
進駸堂販売は、DX企業としての認定を取得しています。どうぞお気軽にお声がけください。
(M.T)
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